知らない人だけど

ネットサーフィンで調べ物をしていると、それにまつわるブログを書いている文章にたどり着く。 知らない人だけれど、同じようなことを考えている人いるのだな。 そして、自分の知らない角度からの発見もあったりして面白い。 何気ない日常の写真や文書をアップしている方もいる。 これまた、知らない人だけれど妙に親近感を覚える。 そこまで言っちゃって良いのかしら?と不安になる部分もあったりするけれど、 口頭で伝えるその人とはまた違って、何度でも言葉を反芻できるので、 その人の言葉のリズムを体感できる。 で、親近感ってなんぞや? その昔、SNSが始まった頃。 渇望するように、友達探しをした時期があった。 自分と同じ誕生日のコミュとか、 「同じ誕生日ってことは、意気投合できるってことか?!」 とか思って、行ったことがある。(何があったの?私w) 実はあまりその人たちの文章なりを読んだわけでもなく、 たまたま「オフ会あります」に乗っかった。 行ってみたら、すでに、 「まるまるさんですよね! 想像通りな感じ!」とか、 「思ったより違ってたかも〜!」とか、 すでにあたかも知り合いである空間が作られていた。 あら? もう入る余地なし? 親近感って、自分に興味を持ってもらう行為なんだ。。。 自分が誰かに親近感を抱いても、相手がそうじゃなければ関係って成り立たないのね。 自分のテリトリーと、相手のテリトリーがどこまでかぶさっているかが重要なのね。(めんどくさいな) でも、文章から感じるその人と、本人の違いは、文章と本人のリズムが違う。 どっちも同じなのに不思議。(ちょっとした表裏の違い?) 「知らない人」の妄想。 最終的に、誰もそれが本当なのか、そうじゃないのか、わからないってことで、 それは、自分の中に生まれた新しい「人格」なのかもしれない。 私の独り言が、私と話をしていることに相違ないのは、 私の中にも都合の良い「知らない人」がいるのかもしれない。
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