雨は大分収まったものの、風はたまにビョ〜〜〜〜っと吹きつける中、
昨日の分を取り戻すべく須佐神社へ。



昨日無理して行かなくて良かった…。
少し山の方なのであの雨風だったらかなり凹む。
そして怖いw



神社の一角に「塩の井」という塩味を感じる湧き水があるので、ちょっと舐めてみようかなと
井戸を覗いてみたら、お賽銭の数々…。
何故人はいつから水に銭を投げるようになったのでしょう…。

須佐の七不思議の看板の一番最後、穴をかき回すと神の怒りで洪水が起きるは、なんで怒るの?
な、神様的怒りのツボなのでしょうw

神社をあとにして宍道湖を中心に時計回りに回る作戦で、
とりあえず須佐の浜へ。



寒い!
浜の大きな岩場の上には、弁財天が祀られていた。
よくぞこんなとこに作ったものです。
雨は小降りになっていたものの、相変わらず風は強く。
鈍色の空、鈍色の波はなんとも日本海っぽさ最大値。

さらに北上。



日御碕神社。ここは車がないと無理な場所ですね。
道路沿いは海満喫の東屋がスポットスポットで立ってました。
急ぎの旅だったので、今回はのんびりできずにまっしぐら。

日御碕神社
花崗岩の鳥居の向こうには松林を背景に朱の楼門が鮮やかに映え、荘厳な雰囲気を漂わしています。

楼門をくぐると右手階段の上の小高いところに「神の宮」があり、こちらには素盞嗚尊(すさのおのみこと)が鎮座しています。

出雲の国造りをした素盞嗚尊が根の国(黄泉国)より、「吾が神魂はこの柏葉の止まる所に住まん」と柏の葉を投げて占ったところ、柏葉は風に舞いこの神社背後の「隠ヶ丘」に止まったということです。

その後、素盞嗚尊の五世の孫、天葺根命(あめのふきねのみこと)がこの地に素盞嗚尊を奉斎したといわれています。

日御碕神社は島根半島の西端に位置し、『出雲国風土記』に「美佐伎社」と記される古社です。 神社は下の宮「日沉宮(ひしずみのみや)」と上の宮「神の宮」という上下二社からなり、両本社を総称して『日御碕神社』と呼びます。
引用:出雲観光ガイドより

夜を守る神社。
ツクヨミさんではないのが不思議。

帰り道の道路左手に月読神社とひっそり書かれている階段がありましたが、
急ぎだったので寄らず。



このエリアはウミネコの繁殖地でもあるらしく、港にみっしりウミネコたちがいました。
気分はヒッチコックです。



そして一畑薬師。
こちらはお寺です。

創開は、平安時代寛平6年(894年)、一畑山の麓、日本海の赤浦海中から漁師の与市(よいち)が引き上げた薬師如来をご本尊としておまつりしたのが始まりで、与市 の母親の目が開いたり、戦国の世に小さな幼児が助かったことから、「目のやくし」「子供の無事成長の仏さま」として広く信仰されております。
引用:一畑薬師/紹介より

もう、風が吹いて吹いて…
ひとけなく閑散として、何より寒い!
もう、帰っちゃおうかな…と、弱音を吐く後方の参道のお店の中で
「わんわんわん!」
と、吠える犬。

帰りによってみようと思いつつ本堂へ。

ところどころに目玉親父の銅像が配置される謎。



というのも、水木しげる先生が妖怪を描くきっかけとなる、幼少期のお手伝いさん「のんのんばあ」がこちらのお寺の寺子さんだったそうです。 目玉親父もお寺のご利益の「目」と繋がっているのですね。

薬師如来の真言

「オン コロコロ センダイ マトウギ ソワカ」

もかわいいですよね。
ちなみに、病気飛んでけ系の意味となります。

帰り道。
忘れず犬を覗きに行ったところ、吠える吠える。



あまりに吠えていると、店主が出てきて
「お茶でもどうぞ!」
ということで、急ぎの旅ながらちょっとお邪魔に。

本日私に吠えた日本犬のももちゃんは、ドッグフードが食べたくなくておやつちょうだい絶食中にて
お客さんを呼び止めて、そのおこぼれもらえないかと私を呼び止めたそうです。
さすが看板犬。

でも、普段お客さんにはまったく見向きもしないマイペースな子だということで、
かなり本気で呼び止めたようですw

一人旅のいいところはこういうときに道すがらのこういうお話ができること。
外の寒さを半減させてくれる暖かな会話でした。

お店をあとにして、先を急ぐと宍道湖の脇にカフェが。



珈琲館湖北店。

チェーン店なんですね、珈琲館。。。。
初めて入ったかも。

それにしても、景色がすごい!
そして、このシシリアセット。
(パンをほじくってグラタン入れて焼いてあり、添え物でサラダとかオレンジが付いている)

車移動のお腹に、ゲフっとするほどのボリュウム満点な内容でした。満腹。。

個人的な癖?なのですが、城があったら登れ派(なんじゃそら)のわたくし。
松江城外せません。



日本に残る現存(鉄筋とかではないオリジナル)のお城。
渋くて素敵です。
いにしえの時、かつてお武家さん達がここに居たと想像しながら階段を上がって天守閣へ。

風が強いので、天守閣はビュービューの風。(怖い)
あの時代、ここで眺めた景色は、今私たちが感じたもの以上にスペシャルな事だったでしょう。

そんなこんなで時間が無い!(強風で飛行機飛ぶのか?と訝しがりつつも進む!)

八重垣神社へ。

その途中、アクシデント発生。

ナビで曲がる道を間違え、あたふたしている私の後ろから
赤い回るライトをつけた車が

「そこの車〜!左に寄せて〜!」

とな。

私が何したってんだ?

属に言う「覆面パトカー」です。

隠れて待ち構えられてたのです…。

「あそこ一時停止何ですよね〜」

ええそうですとも。気がつきませんでしたよ。
にしても、隠れて待ち伏せとは卑怯なり。

かなり気分が落ち込む。
(というよりは叫んでましたが)

とりあえず、八重垣神社へ。

あまりのショックに写真撮ってないしw

こちらは縁結び神社。
素盞嗚尊が八岐大蛇を退治した時、稲田姫命を隠した地。
と、全然そんな女子的気持ちで向かったのでも無いので、お参りを済ませると女子達が思いのたけを綴った占いの紙を持って、鏡の池に集まっているので覗きに。

池に浮かべた願いの紙の上に、銭を置いて、その沈む時間とその位置でご縁を見極めるのだそうです。

「待てられ無い…」

そんな色気の無いわたし。

もう回る時間もなく、高速にのって急いでレンタカー屋さんに。

飛行場まで送ってもらう車内で、レンタカーに丸ごと荷物忘れて
引き返したら他のスタッフが飛行場に持って行ってくれちゃっててw
すみません。

到着の羽田でも、トイレに丸ごと荷物忘れて走って戻り。(あってよかった…)

どうなる事やらといろいろありましたが、ネタ満載の旅でした。

そして、その翌日東京は雪なのでしたw

【今回の旅で気づいた事】

パワスポと言われている所は、祈るという行為が先にあって、場所が生まれたのだなぁと思いました。
神社仏閣の建物は、祈る為の窓口。

原始時代の人たち、縄文時代の人たちは、恐れの先に神がいた。
出土の土器や埴輪にも、占具がよく出てきますが、天気が悪ければ神様に祈り、
病気になれば神様に祈り。
穀物の豊作への感謝の祈り。
様々なシチュエーションで祈っていた。

現代はどうだろう。

病気はお医者に、お腹が空けばコンビニに。
恋が叶いますように、お金が儲かりますように。私利私欲のお祈りはあれども、
純粋に神様に祈る事は少ない。

私たちが時代の流れて忘れてしまった事で一番大きな事は、この「祈り」じゃ無いかと。

プリミティブな第六感。

そんな事に思いを馳せた旅でした。
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